三角点
大学生の栗原文宣(ふみのぶ)が,妖怪の描かれた古地図を握りしめて祖母が不審死をしていたことを知り,実地調査をして謎を解き明かそうとする話です.
三角点とは、全国10万か所に設置された、いわば『位置を示す目印』だ。これを参考にすることで、正確な位置を知ることができ、設計図から少しもズレることなく工事ができるのだ。
では、三角点は建築のために存在するのか、といえばそうではない。三角点はもともと地図作成のために設置されたものだ。衛星技術がなかった時代、測量士はこれらを参考にしながら、土地の位置や形を手作業で調べ、図面に記していったという。
三角点は,地図上の大きな三角形の頂点にあたる場所に,上部に+の切れ込みのある石を埋め込んで『位置を示す目印』として設置され,その緯度・経度が正確に求められていました.一等三角点から四等三角点まであり,一等は全国で973点,四等までだんだん増えて,全て合わせると10万点以上あるそうです.三角点マップを見ると日本列島が三角点で埋め尽くされています.
| 一等~三等三角点網のイメージ(国土地理院 Web Page より) |
現代ではGPSがあるので必要ないですが,三角点は地図を作成するための三角測量に用いられていました.三角測量とは,三角形の1つの辺とその両端角を測定し,もう1点の位置を決定する方法です.
具体的には,上図の距離 $l$ と角$\alpha$,$\beta$を測定して,距離 $PA,\ PB,\ d$ を求めます.$$\sin \angle APB=\sin \{\pi-(\alpha+\beta)\}=\sin (\alpha+\beta)$$なので,正弦定理より$$ \frac{PA}{\sin \beta}=\frac{PB}{\sin \alpha}=\frac{l}{\sin (\alpha+\beta)}$$$$PA=\frac{\sin \beta}{\sin (\alpha+\beta)}l\ ,\quad PB=\frac{\sin \alpha}{\sin (\alpha+\beta)}l$$$$d=PA\sin\alpha=PB\sin\beta=\frac{\sin \alpha\sin \beta}{\sin (\alpha+\beta)}l$$
[参考]


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