petaminx(正12面体パズル)
立方体パズルのルービックキューブ(Rubik's cube)よりもさらに複雑な正12面体(dodecahedron)パズルを、峰不二子があっという間に仕上げてしまいます。正12面体パズルには、易しい順にmegaminx, gigaminx, teraminx, petaminxと4種類ありますが、この映画に登場したものは最も難しいpetaminxでした。因みにmega=10^6, giga=10^9, tara=10^12, peta=10^15を意味しますが、それぞれのパズルの組合せの数を調べてみたら以下の通りでした。
Rubik's cube (3*3*3 original) 4.33*10^19
megaminx 1.01*10^68
gigaminx 3.65*10^263
teraminx 1.15*10^573
petaminx 3.16*10^996
とてもこの映画のように数分で仕上げられるものではありません。他にも正4面体(tetrahedron)やサッカーボールのような32面体(切頂20面体=truncated icosahedron)のパズルもありますが、複雑すぎてとてもやる気が起こりませんね。
因みに正多面体(regular polyhedron)は正4, 6, 8, 12, 20面体と5種類あって、プラトンの立体(Platonic Solid)と呼ばれています。凸な一様多面体のうち、正多面体以外のものは、半正多面体(semi-regular polyhedron)またはアルキメデスの立体(Archimedean solid)といって13種類あり、前述の切頂20面体もこれに含まれます。この形のサッカーボールは日本のモルテン社がアルキメデスの立体をヒントに開発したものだそうですが、2006年ワールドカップからは新しいボールが使われているようです。
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