Saturday 13 April 2013

ドラマ 35歳の高校生 第1話

高次方程式 剰余の定理 複素数
主役の35歳の高校生、馬場亜矢子が数学の問題を解くシーンで、3か所ほど突っ込みどころがありました。
①タイトルが「数学演習<二次方程式>」となっていましたが、実際は<複素数の計算><高次式>の問題でした。
②(問1)は、x=1+√(2)iのとき、x^2-2x+3を求める問題。
式変形の途中、
(1+√(2)i)^2-2(1+√(2)i)+3
=1+2√(2)i-2-2-2√(2)i+3
とすべきところが、
1+2√(2)i-2-2+2√(2)i+3
となっていました。最後は正解だったので、写し間違いでしょう。
③(問2)はその結果を利用して、x=1+√(2)iのとき、x^3-3x^2+6x+4を求める問題。
まず筆算で式の割算
(x^3-3x^2+6x+4)÷(x^2-2x+3)
をして、
x^3-3x^2+6x+4=(x^2-2x+3)(x-1)+x+7
とするのですが、その筆算に商(x-1)が抜けていました。しかし、これも最後は正解でした。
ドラマの中でこういうシーンを監修する人がいると思うのですが、ただ問題と解答を示すだけでなく、撮影する時によく見て間違いがないか再確認してほしいものですね。

No comments:

Post a Comment