主役である物理学者の研究室にあるホワイトボードに書かれていた数式が気になったのでこの内容を検索してみたら、素粒子物理学でノーベル賞をとった小林・益川理論について書かれてあることがわかったのですが、これは高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究員が作成したある研修会のレジュメと全く同一のものでした(写真参照)。
ユニタリ行列とは,複素数の成分を持つ行列Aで,その随伴行列A*(行と列を転置して成分を複素共役に変えたもの)を逆行列に持つ行列,すなわちAA*=A*A=Eを満たす行列Aをいいますが,これが素粒子物理学の最先端に応用されているなんて素晴らしいことですね。