一+止=正 1+4=5
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(主人公の名前について)「一に止まると書いて、正しいという意味だなんて、この年になるまで知りませんでした。でもなんだかわかるような気がします。人は生きていると、前へ前へという気持ちばかり急いて、どんどん大切なものを置き去りにしていくものでしょう。本当に正しいことというのは、一番初めの場所にあるのかもしれませんね。」
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この意味についてとは断っていませんが、「一度止まって考えよ。そうすれば正しい答えが得られる。」という意味の内容を述べている部分もありました。
またこう考えることもできます。
1+4=5
漢字を使用する国で5ずつ数えるのに、「正」という字を書いていく方法はよく使われますが、これが画線法(かくせんほう)"Tally Marks"と呼ばれることはあまり知られていないようです。欧米ではI, II, III, IIIIの次に全体に斜線を入れて5を表し、南米ではまず口(四角)を書いてその中に斜線を入れて5を表すそうです。
小説、ドラマ、映画、漫画、アニメ、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど、マスメディアの中に数学の話題が出てきたとき、その内容・背景をさらに詳しく知ることができればもっと楽しむことができます。そんな場面に出会ったとき、ここへ書き留めておこうと思います。(2016年投稿文より数式にTexのコマンドが使えるMathjaxを利用しています)
Sunday, 13 November 2011
Saturday, 5 November 2011
映画 猿の惑星:創世記(ジェネシス) Rise of the Planet of the Apes
ハノイの塔 Tower of Hanoi (=Lucas Tower)
薬剤の投与で賢くなった猿が「ハノイの塔」(映画の中ではLucas Tower)というパズルをすばやく仕上げる場面があり、ディスクが4枚のときの最小移動回数は15回という内容の台詞がありました。
n枚のディスクを移動させるには、n-1枚をまず他の場所に移動させて、次に最下部の1枚を目的の場所に移動させ、いったん移動させたn-1枚をもう一度最下部の上に移動させなければならないので、n枚のときの最小移動回数をa(n)とすると、
余談ですが、猿の保護施設職員で猿をいじめる役があのハリーポッターのドラコ・マルフォイ役の俳優であることを知らなかったので、見ているときに気付いたときは驚きました。
薬剤の投与で賢くなった猿が「ハノイの塔」(映画の中ではLucas Tower)というパズルをすばやく仕上げる場面があり、ディスクが4枚のときの最小移動回数は15回という内容の台詞がありました。
n枚のディスクを移動させるには、n-1枚をまず他の場所に移動させて、次に最下部の1枚を目的の場所に移動させ、いったん移動させたn-1枚をもう一度最下部の上に移動させなければならないので、n枚のときの最小移動回数をa(n)とすると、
a(n+1)=a(n)+1+a(n) すなわち a(n+1)=2a(n)+1
という簡単な漸化式が成り立ちます。これを解くと、
a(n)=2^n-1
となるので、n=4の場合の最小移動回数は2^4-1=15となります。余談ですが、猿の保護施設職員で猿をいじめる役があのハリーポッターのドラコ・マルフォイ役の俳優であることを知らなかったので、見ているときに気付いたときは驚きました。
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